文献詳細
文献概要
今月の主題 アルコールと内科疾患 アルコールによる臓器障害
アルコールと膵炎
著者: 西野博一1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科
ページ範囲:P.1560 - P.1563
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急性膵炎の約30%,慢性膵炎の約70%がアルコール性である.
アルコール性膵炎では血清アミラーゼ値の上昇が認められない症例もあるため,必ず他の膵酵素(リパーゼ,エラスターゼ1,トリプシン)を併せて測定する.
アルコール性急性膵炎では,敗血症による死亡率が高い.
アルコール性慢性膵炎の膵管像の変化は高度であり,進行性である.
アルコール性慢性膵炎の約75%に膵石を認め,半数に糖尿病を合併する.
アルコール性慢性膵炎の予後は最も悪い.
治療の原則は禁酒であるが,困難な場合が多く,生活指導が必要である.
急性膵炎の約30%,慢性膵炎の約70%がアルコール性である.
アルコール性膵炎では血清アミラーゼ値の上昇が認められない症例もあるため,必ず他の膵酵素(リパーゼ,エラスターゼ1,トリプシン)を併せて測定する.
アルコール性急性膵炎では,敗血症による死亡率が高い.
アルコール性慢性膵炎の膵管像の変化は高度であり,進行性である.
アルコール性慢性膵炎の約75%に膵石を認め,半数に糖尿病を合併する.
アルコール性慢性膵炎の予後は最も悪い.
治療の原則は禁酒であるが,困難な場合が多く,生活指導が必要である.
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