medicina42巻9号

2005年09月発行

今月の主題 アルコールと内科疾患 アルコールと代謝疾患

アルコールと尿酸代謝

著者： 出口尚寿¹ 堀之内秀治¹ 納光弘²

所属機関： ¹鹿児島大学医学部歯学部附属病院糖尿病・内分泌内科 ²鹿児島大学医学部歯学部附属大学院神経内科・老年病学

ページ範囲：P.1599 - P.1601

ポイント

アルコールは内因性尿酸産生増加と尿酸排泄低下を起こし，尿酸値を上昇させる．

ビールから摂取するプリン体よりも体内で合成されるプリン体に由来する尿酸のほうが圧倒的に多い．

尿酸値上昇にはアルコールの量，食事中のプリン体，肥満，ストレスが関与する．