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文献概要
今月の主題 アルコールと内科疾患 アルコールと薬物
アルコールと薬物相互作用
著者: 秋月摂子1 大西明弘1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学第三病院臨床検査医学講座
ページ範囲:P.1628 - P.1633
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アルコールの薬理作用は,①中枢神経系の抑制,②末梢血管の拡張,③肝臓での糖新生抑制の3つに分類される.
アルコールと薬物の併用によって起こる相互作用は,①アルコールと薬物の薬理効果の相乗(相加)作用〔薬力学的相互作用〕と,②アルコールと薬物の代謝拮抗阻害〔薬物動態学的相互作用〕に大別される.
常用飲酒者は,常時のアルコール負荷により肝代謝酵素チトクロームP450(CYP)酵素が誘導されているため,投与薬物の薬物動態に影響を及ぼす.
アルコールと薬物の相互作用は遺伝的多型,飲酒習慣,飲酒量,併用薬物の代謝酵素に対する影響などで大きく異なり,結果は一様ではないために予測が困難である.
アルコールの薬理作用は,①中枢神経系の抑制,②末梢血管の拡張,③肝臓での糖新生抑制の3つに分類される.
アルコールと薬物の併用によって起こる相互作用は,①アルコールと薬物の薬理効果の相乗(相加)作用〔薬力学的相互作用〕と,②アルコールと薬物の代謝拮抗阻害〔薬物動態学的相互作用〕に大別される.
常用飲酒者は,常時のアルコール負荷により肝代謝酵素チトクロームP450(CYP)酵素が誘導されているため,投与薬物の薬物動態に影響を及ぼす.
アルコールと薬物の相互作用は遺伝的多型,飲酒習慣,飲酒量,併用薬物の代謝酵素に対する影響などで大きく異なり,結果は一様ではないために予測が困難である.
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