文献詳細
今月の主題 糖尿病の臨床―基礎知識を実践に生かす
糖尿病の基礎知識
文献概要
ポイント
・耐糖能異常から2型糖尿病への移行の危険因子は,初診時の高血糖,肥満,家族歴である.
・特に初診時のOGTT 2時間値が170mg/dl以上と高い群では,糖尿病への移行率が有意に高い.
・わが国の2型糖尿病の頻度は増加している.
・2型糖尿病では一般人口と比較して予後は不良である.
・耐糖能異常から2型糖尿病への移行の危険因子は,初診時の高血糖,肥満,家族歴である.
・特に初診時のOGTT 2時間値が170mg/dl以上と高い群では,糖尿病への移行率が有意に高い.
・わが国の2型糖尿病の頻度は増加している.
・2型糖尿病では一般人口と比較して予後は不良である.
参考文献
1) 日本糖尿病学会(編):糖尿病治療ガイド,文光堂,2004
2) 伊藤千賀子:耐糖能異常(境界型)の自然史.日臨 54:2624-2627,1996
3) Karvonen M, et al:Incidence of Childhood Type1 Diabetes Worldwide. Diabetes Care 23:1516-1526, 2000
4) 葛谷 健・他:日本人の糖尿病有病率と発症率.糖尿病 35:173-194,1992
5) 佐々木陽,清水孝郎,長谷川恭一:糖尿病患者における虚血性心疾患及び脳血管疾患による死亡率とその危険因子 平均15年間にわたる経過観察による検討 大阪糖尿病研究.糖尿合併 14:75-79,2000
6) 西村理明,田嶼尚子:糖尿病の疫学と予防 日本人糖尿病の疫学.からだの科学増刊 糖尿病2005:82-87,2004
掲載誌情報