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今月の主題 糖尿病の臨床―基礎知識を実践に生かす 血糖降下療法 【血糖降下の具体策】
インスリン抵抗性指標・インスリン分泌指標をどう用いるか
著者: 長坂昌一郎1
所属機関: 1自治医科大学内分泌代謝科
ページ範囲:P.62 - P.64
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・HOMA-R≧2.5の場合,ほぼ確実にインスリン抵抗性があるが,HOMA-R低値でも直ちにインスリン抵抗性なしとはいえない.内臓肥満,脂質代謝異常などの臨床指標も参考にインスリン抵抗性を診断する.
・HOMA-R高値は,チアゾリジン薬の有効性予測の一つの指標になる.
・血中・尿中Cペプチドの測定,HOMA-βはインスリン必要性の一つの指標になる.
・HOMA-R≧2.5の場合,ほぼ確実にインスリン抵抗性があるが,HOMA-R低値でも直ちにインスリン抵抗性なしとはいえない.内臓肥満,脂質代謝異常などの臨床指標も参考にインスリン抵抗性を診断する.
・HOMA-R高値は,チアゾリジン薬の有効性予測の一つの指標になる.
・血中・尿中Cペプチドの測定,HOMA-βはインスリン必要性の一つの指標になる.
参考文献
1) Matthews DR, et al:Homeostasis model assessment:insulin resistance and beta-cell function from fasting plasma glucose and insulin concentrations in man. Diabetologia 28:412-419, 1985
2) Wallace TM, et al:Use and abuse of HOMA modeling. Diabetes Care 27:1487-1495, 2004
3) Nagasaka S, et al:Comparison of pioglitazone and metformin efficacy using homeostasis model assessment. Diabetic Med 21:136-141, 2004
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