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今月の主題 糖尿病の臨床―基礎知識を実践に生かす 糖尿病の諸病態への対応
計画妊娠と妊娠時の糖尿病管理のポイント
著者: 佐中眞由実1
所属機関: 1東京女子医科大学糖尿病センター
ページ範囲:P.86 - P.87
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・妊娠時の高血糖や生理的な変化は母体のみでなく胎児にも影響を及ぼす.
・妊娠中の治療・管理のみでなく,妊娠前の治療・管理も重要である.
・妊娠初期にはインスリン感受性,妊娠中期以後にはインスリン抵抗性,分娩後にはインスリン抵抗性の改善となるため,時期に応じた対応が必要となる.
・妊娠時の高血糖や生理的な変化は母体のみでなく胎児にも影響を及ぼす.
・妊娠中の治療・管理のみでなく,妊娠前の治療・管理も重要である.
・妊娠初期にはインスリン感受性,妊娠中期以後にはインスリン抵抗性,分娩後にはインスリン抵抗性の改善となるため,時期に応じた対応が必要となる.
参考文献
1) Weiss PAM:Diabetes in pregnancy:Lessons from the fetus, Diabetes and Pregnancy―An international approach to diagnosis and management, Dornhorst A, et al(eds):Diabetes and Pregnancy―An international approach to diagnosis and management, pp221-240, John Wiley & Sons, Chichester, 1996
2) 佐中眞由実・他:糖代謝異常妊娠全国調査の概要―1996~2002年.糖尿病と妊娠 5:37-41,2005
3) 佐中眞由実:血糖モニタリング,藤田富雄,豊田長康(編):「妊娠と糖尿病」診療スタンダード,pp 61-70,金芳堂,2002
4) 佐中眞由実:ライフステージ別の糖尿病治療-妊娠と糖尿病.糖尿病 47:898-901,2004
5) 第一出版編集部(編):日本人の食事摂取基準[2005年版],エネルギー,厚生労働省策定,pp28-38,第一出版,2005
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