icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina43巻1号

2006年01月発行

文献概要

連載

目でみるトレーニング

著者: 片野健一1 浅井泰雅2 倉澤美和3

所属機関: 1藤田記念病院内科 2鳥取市立病院神経内科 3西吾妻福祉病院

ページ範囲:P.167 - P.173

文献購入ページに移動
問題 430

 症 例:81歳,女性.

 主 訴:腎不全の精査希望.

 既往歴・家族歴:50歳頃に右乳腺腫瘍手術,父が脳卒中,弟が高血圧.

 現病歴:70歳頃より,近医にて高血圧・高コレステロール血症の加療を受けていた.2003年10月21日,冠動脈バイパス術が施行され,術後ワーファリンコントロールされていた.直径5cmの腹部大動脈瘤も発見された.術前の血清Cr値は0.71mg/dlであったが,その後徐々に上昇し,同年12月15日には3.05mg/dlとなった.腎不全進行の精査加療目的にて同年12月19日当科を紹介初診し,同日,転入院となった.

参考文献

1) Scolari F, et al:Cholesterol crystal embolism;A recognizable cause of renal disease. Am J Kidney Dis 36:1089-1109, 2000
2) Yonemura K, et al:Potential therapeutic effect of simvastatin on progressive renal failure and nephrotic-range proteinuria caused by renal cholesterol embolism. Am J Med Sci 322:50-52, 2001
1) 糸山泰人:多発性硬化症,神経症候群Ⅱ,(日本臨床別冊),pp 417-422,日本臨床社,1999
2) 大場 洋・他:多発性硬化症.臨床画像 21:316-325,2005
1) 花岡英紀:膠原病における日和見感染症の実態とその対策.内科 95:449-455,2005
2) 伊志嶺朝彦・他:Pneumocystis carinii肺炎.治療 82(増刊号):463-467,2000
3) 照屋勝治・他:治療の実際 カリニ肺炎.臨床と研究 77:62-67,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?