icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina43巻10号

2006年10月発行

今月の主題 皮膚から見つける内科疾患

皮膚を診てわかる内科疾患

毛でわかる内科疾患―多毛,脱毛,毛の形態

著者: 渡辺力夫1

所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科分子細胞医学専攻細胞機能講座皮膚科学分野

ページ範囲:P.1648 - P.1651

文献概要

ポイント

多毛,脱毛をみたら,薬剤性かどうかに注意する.

多毛には,男性毛型多毛と無性毛型多毛がある.前者では多囊胞性卵巣症候群によるものが多い.後者では後天性症候性のものが多く,局所性のものもある.

内科疾患に伴う脱毛は,内分泌異常,代謝・栄養障害,膠原病,感染症などにより生じる.

皮膚病変を伴う内科疾患で,毛の形態異常をみることがある.

参考文献

1) 下村 裕,伊藤雅章:毛は必要か?,板見 智,宮地良樹(編):毛の悩みに応える皮膚科診療,pp1-12,南山堂,2006
2) 渡辺力夫:全身疾患と脱毛症,板見 智,宮地良樹(編):毛の悩みに応える皮膚科診療,pp161-174,南山堂,2006
3) Sperling LC:Hair anatomy for the clinician. J Am Acad Dermatol 25:1-17, 1991

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら