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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻11号

2006年11月発行

文献概要

今月の主題 頭痛治療の疑問を解決する 頭痛診療の実際

頭痛診療における問診の重要性と診療コミュニケーションツール―頭痛の確定診断への最短コースは?

著者: 平田幸一1

所属機関: 1獨協医科大学神経内科

ページ範囲:P.1816 - P.1819

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ポイント

一次性頭痛の診断には,画像診断などによる二次性頭痛除外以外に問診しかない場合が多い.

診療待ちの間に「片頭痛スクリーナー」などの問診票を配り,患者自身にチェックしてもらう.

「頭痛ダイアリー」は頭痛についてのプロスペクティブかつ時間的な情報を得ることができる.また,これにより頭痛の性状,関連情報,薬剤の内服時期・治療効果が明らかになる.

確定診断にあたっては,「国際頭痛学会分類改訂版日本語版」に準拠する.

参考文献

1) 平田幸一・他:片頭痛の診断.脳21 8:424-429, 2005
2) Iigaya M, et al:Reliability and Validity of the Japanese Migraine Disability Assessment(MIDAS) Questionnaire. Headache 43:343-352, 2003
3) 国際頭痛分類第2版日本語版.頭痛学会誌特集号 31:1-188, 2004
4) 飯ヶ谷美峰:診療支援ツール.医学のあゆみ 215:1016-1020, 2005
5) 坂井文彦:診療アシストパッケージの活用.片頭痛の具体的な医療手順に関する調査研究平成15年度研究報告書,pp105-111,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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