文献詳細
今月の主題 頭痛治療の疑問を解決する
頭痛のさまざま 【片頭痛】
文献概要
ポイント
トリプタンはいままでの片頭痛治療の歴史のなかでは最も有効性の高い薬剤である.
トリプタン以後に期待される新しい治療としては,急性期においてはドパミン受容体拮抗薬,カルシトニン遺伝子関連ペプチド拮抗薬,一酸化窒素合成酵素抑制薬,予防療法としてはトピラメート,ギャバペンチン,ARB,将来的には皮質拡延性抑制阻害薬などが期待される.
これら治療薬はトリプタンを上回るほどの効果を期待できるか疑問はあるが,併用療法としての効果を期待したい.
トリプタンはいままでの片頭痛治療の歴史のなかでは最も有効性の高い薬剤である.
トリプタン以後に期待される新しい治療としては,急性期においてはドパミン受容体拮抗薬,カルシトニン遺伝子関連ペプチド拮抗薬,一酸化窒素合成酵素抑制薬,予防療法としてはトピラメート,ギャバペンチン,ARB,将来的には皮質拡延性抑制阻害薬などが期待される.
これら治療薬はトリプタンを上回るほどの効果を期待できるか疑問はあるが,併用療法としての効果を期待したい.
参考文献
1) Ramandan NM, Buchanan TM:New and future migraine therapy. Pharmacol Ther 112:199-212, 2006
2) Lance JW, Goadsby PJ:Mechanism and management of headache. pp123-162, ELSEVIER, 2005
3) Goadsby PJ:New targets in the acute treatment of headache. Curr Opin Neurol 18:283-288, 2005
掲載誌情報