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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻11号

2006年11月発行

文献概要

今月の主題 頭痛治療の疑問を解決する 頭痛のさまざま 【片頭痛】

今後期待される片頭痛治療―トリプタン後の片頭痛治療の展望は?

著者: 北川泰久1

所属機関: 1東海大学八王子病院神経内科

ページ範囲:P.1842 - P.1845

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ポイント

トリプタンはいままでの片頭痛治療の歴史のなかでは最も有効性の高い薬剤である.

トリプタン以後に期待される新しい治療としては,急性期においてはドパミン受容体拮抗薬,カルシトニン遺伝子関連ペプチド拮抗薬,一酸化窒素合成酵素抑制薬,予防療法としてはトピラメート,ギャバペンチン,ARB,将来的には皮質拡延性抑制阻害薬などが期待される.

これら治療薬はトリプタンを上回るほどの効果を期待できるか疑問はあるが,併用療法としての効果を期待したい.

参考文献

1) Ramandan NM, Buchanan TM:New and future migraine therapy. Pharmacol Ther 112:199-212, 2006
2) Lance JW, Goadsby PJ:Mechanism and management of headache. pp123-162, ELSEVIER, 2005
3) Goadsby PJ:New targets in the acute treatment of headache. Curr Opin Neurol 18:283-288, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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