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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻11号

2006年11月発行

文献概要

今月の主題 頭痛治療の疑問を解決する 頭痛のさまざま 【緊張型頭痛】

緊張型頭痛の病態・治療の最近のトピックス―治療の実際とノウハウは?

著者: 立花久大1

所属機関: 1兵庫医科大学総合診療内科学

ページ範囲:P.1846 - P.1848

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ポイント

緊張型頭痛の病態として,反復性緊張型頭痛については末梢性疼痛メカニズムが,慢性緊張型頭痛については中枢型疼痛メカニズムが役割を果たしていると考えられている.

急性期療法としては鎮痛薬,非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAID)が,予防的投薬としては三環系抗うつ薬が有効とされている.

筋弛緩薬,抗不安薬,抗うつ薬は急性期,慢性期ともに用いられる.

非薬物療法としてはバイオフィードバック(認知行動療法),頭痛体操などがある.

参考文献

1) 坂井文彦・他:Ⅲ 緊張型頭痛,日本頭痛学会(編):慢性頭痛の診療ガイドライン,pp132-148,医学書院,2006
2) 荒木信夫:緊張型頭痛.日本臨牀 63:1742-1746, 2005
3) 平田幸一,星山栄成:緊張型頭痛のEBMに基づいた治療.医学のあゆみ 215:1127-1131, 2005
4) 清水利彦,鈴木則宏:緊張型頭痛の診断と治療.Brain Medical 17:21-32, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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