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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻11号

2006年11月発行

文献概要

今月の主題 頭痛治療の疑問を解決する 頭痛をめぐるトピックス

妊娠・授乳期と頭痛―安全な頭痛治療はあるのか?

著者: 牧田和也1 堀口文2 青木大輔2

所属機関: 1牧田産婦人科医院 2慶應義塾大学医学部産婦人科学

ページ範囲:P.1904 - P.1906

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ポイント

妊娠している女性の薬物療法を考える際には,まずその時点における正確な妊娠週数を把握することが必須である.

妊娠4カ月末までは催奇形性に,5カ月以降は胎児の機能的発育への影響に留意する.

妊娠・授乳期の頭痛治療に比較的安全に用いることが可能とされている薬剤は,アセトアミノフェン,プロプラノロール,呉茱萸湯などごくわずかである.

参考文献

1) 佐藤孝道,加野弘道:実践 妊娠と薬 1,173例の相談事例とその情報,薬業時報社,1992
2) 水島 裕:今日の治療薬 解説と便覧 2006,南江堂,2006
3) 坂井文彦,山根清美:生殖・日本神経学会治療ガイドライン.慢性頭痛治療ガイドライン2002.臨床神経学 42:332-362, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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