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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 循環器疾患

期外収縮(premature contraction)

著者: 櫻田春水1

所属機関: 1都立広尾病院循環器科

ページ範囲:P.8 - P.10

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 期外収縮は健常者にもみられることがある不整脈であり,予後良好な例が多いが,心疾患の初期兆候として,あるいは悪化に伴って生じることもあり,また稀ではあるが,心臓の構造的あるいは電気的な異常を有する例の一部では,致命的な不整脈に移行する危険性もある.したがって,期外収縮が認められた際には心臓精査が必須であり,期外収縮に基づく不快な症状を伴う例,あるいは重篤な不整脈への移行が懸念される例が治療の対象となる.予後良好と判断されれば,不安感を取り除くことが重要である.

参考文献

1) Hiss RG, at al:Electrocardiographic findings in 122,043 individuals. Circulation 25:947-961, 1962
2) Pantano JA, et al:Prevalence and nature of cardiac arrhythmias in apparently normal well-trained runners. Am Heart J 104:762-768, 1982
3) The CAST Investigators:Prelimibary report:Effect of encainide and flecainide on mortality in a randomized trial of arrhythmia suppression after myocardial infarction. N Engl J Med 321:406-412, 1989

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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