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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 循環器疾患

房室ブロック

著者: 谷口宏史1 加藤貴雄1

所属機関: 1日本医科大学第1内科

ページ範囲:P.24 - P.27

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 房室ブロックは,無症状のものから失神を繰り返し緊急にペースメーカー植え込みが必要なものまでさまざまである.強い症状を伴う例ではペースメーカー治療は必要不可欠であるが,医療機器の植え込みに懸念を示す患者も少なくない.また,器質的心疾患を伴うものが多く,房室ブロックのみならず基礎疾患に対する治療を同時に進めていく必要があること,またペースメーカー植え込みの際の合併症,定期検診の重要性,日常生活における留意点など正確に理解してもらうことが肝要である.

参考文献

1) Young D, et al:Wenckebach atrioventricular block (Mobitz type Ⅰ) in children and adolescents. Am J Cardiol 40:393-399, 1976
2) Dhingra RC, et al:The significance of second degree atrioventricular block and bundle brunch block;Observations regarding site and type of block. Circulation 49:638-646, 1974
3) Strasberg B, et al:Natural history of chronic second-degree atrioventricular nodal block. Circulation 63:1043-1049, 1981
4) 笠貫 宏・他:不整脈の非薬物治療のガイドライン―Ⅲ心臓ペースメーカー.Jap Circ J 65(Suppl):1167-1170, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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