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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか

循環器疾患

心筋炎

著者: 竹端均1

所属機関: 1北里大学医学部循環器内科学

ページ範囲:P.66 - P.69

文献概要

 心筋炎は,無症状・無徴候で推移するものが多い.しかし一部の患者の炎症が顕在化し,活動性心筋炎として臨床症状を呈する.いったん発症しても多くは治癒し,元通りの日常生活が送れるが,稀に心肺危機に陥ることがあるため,経時的変化に注意し,重症化を見逃さないことが必要である.

参考文献

1) 河村慧四郎・他:病因分科会:ウイルス性および特発性心筋炎に関する全国アンケート調査,第3報―昭和57年度および昭和60年度における調査の集計.厚生省特発性心筋症調査研究班昭和60年度研究報告集,pp23-36,1986
2) 青山直善:救命治療を必要とする心筋炎,和泉 徹(編):Heart View6.心筋炎・心膜炎を考える,pp18-25,メジカルビュー社,1998
3) 竹端 均・他: 心筋炎,松森 昭(編):目でみる循環器病シリーズ 14.心筋症,pp178-186,メジカルビュー社,2000
4) 和泉 徹・他:急性および慢性心筋炎の診断・治療に関するガイドライン. Circ J 68(Suppl IV):1231-1263, 2004
5) Aretz HT, et al:Myocarditis;A histopathologic definition and classification. Am J Cardiovasc Pathol 1:3-14, 1986

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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