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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 循環器疾患

閉塞性動脈硬化症

著者: 會澤彰1 小林裕1 高沢謙二1

所属機関: 1東京医科大学八王子医療センター循環器内科

ページ範囲:P.89 - P.93

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 日本において,人口の高齢化,食生活の欧米化や運動不足など生活習慣の変化に伴い,動脈硬化性疾患が増加している.閉塞性動脈硬化症(ASO)は粥状硬化が関与している.また脳・心血管疾患など,他臓器の循環障害の合併頻度も多く,『全身の動脈硬化性血管病変の一部分症』と捉える必要がある.患者には末梢循環障害の改善のみではなく,他臓器疾患(脳梗塞,狭心症など)の精査,動脈硬化進展予防のためリスクファクターの管理,生活習慣の改善などについて説明が必要である.

参考文献

1) Dormandy JA, Rutherford RB:Management of peripheral arterial disease(PAD). TASC Working Group.TransAtlantic Inter-Society Concensus(TASC). J Vasc Surg 31:S1-S296, 2000
2) 松本一宏,栗林幸夫:血管内治療でどこまでなおせるか.Heart View 6(6):80-85, 2002
3) 野村昌作:閉塞性動脈硬化症の保存的治療.Angiology Frontier 1(1):54-59, 2002
4) Tateishi-Yuyama E, et al. for the Therapeutic Angiogenesis using Cell Transplantation (TACT) Study Investigators:Therapeutic angiogenesis for patients with limb ischemia by autologous transplantation of bone-marrow cells;A pilot study and a randomised controlled trail. Lancet 360:427-435, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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