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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 消化器疾患

口内炎

著者: 丹沢秀樹1 横江秀隆1 武川寛樹1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院臨床分子生物学

ページ範囲:P.98 - P.100

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 口内炎とは,全身的または局所的原因で生じた口腔粘膜の炎症をいう.アレルギー,自己免疫疾患,ビタミン欠乏症に伴い発症するもの,服用中の薬の副作用として生じるもの,結核や梅毒などの特異性炎の一症状として現れるもの,口腔内の火傷,外傷,あるいは義歯や歯牙の鋭縁による刺激,頭頸部癌の放射線・化学療法で起こるものなど,発症原因は多岐にわたる.発症頻度も高く,患者の自発的動機による受診以外にも口腔咽頭診察の際に発見することもある.したがって,専門医以外でも口内炎に遭遇する機会は多いため,適切な診断と治療法を知っておく必要がある.

参考文献

1) 石川梧朗:口腔病理学,永末書店,1982
2) 山本祐三,牧本一男:口内炎・難治性口腔咽頭潰瘍,山下敏夫(編):口腔粘膜疾患最前線,pp1-6,全日本病院出版会,2003
3) 南雲正男:口腔粘膜疾患,榎本昭二・他(編):最新口腔外科学,第4版,pp178-200,医歯薬出版,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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