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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか

消化器疾患

胃食道逆流症

著者: 森山一郎1 木下芳一2

所属機関: 1島根大学医学部腫瘍科 2島根大学医学部第2内科

ページ範囲:P.102 - P.105

文献概要

 胃食道逆流症(GERD)は良性疾患であり,患者自身,時として医師も病気として認識していないことがある.しかし,その症状の出現により著しいQOLの低下をきたしたり,食道炎に伴う貧血や食道狭窄,Barrett食道を併発する.多くが内科的治療でコントロール可能であるため,病態について十分説明のうえ,酸分泌抑制薬などによる薬物療法の遵守と生活習慣の改善を十分にカウンセリングすることが重要である.

参考文献

1) GERD研究会:GERDガイドライン2002ステートメント.http://www.gerdsociety.com/statement pb.asp
2) American Gastroenterological Association: American Gastroenterological Association Medical Position Statement:Guidelines on the Use of Esophageal pH Recording. Gastroenterology 110:1981-1996, 1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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