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特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
消化器疾患
文献概要
胃食道逆流症(GERD)は良性疾患であり,患者自身,時として医師も病気として認識していないことがある.しかし,その症状の出現により著しいQOLの低下をきたしたり,食道炎に伴う貧血や食道狭窄,Barrett食道を併発する.多くが内科的治療でコントロール可能であるため,病態について十分説明のうえ,酸分泌抑制薬などによる薬物療法の遵守と生活習慣の改善を十分にカウンセリングすることが重要である.
参考文献
1) GERD研究会:GERDガイドライン2002ステートメント.http://www.gerdsociety.com/statement pb.asp
2) American Gastroenterological Association: American Gastroenterological Association Medical Position Statement:Guidelines on the Use of Esophageal pH Recording. Gastroenterology 110:1981-1996, 1996
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