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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 消化器疾患

虚血性大腸炎

著者: 押谷伸英1 荒川哲男1

所属機関: 1大阪市立大学大学院消化器器官制御内科学

ページ範囲:P.146 - P.148

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 虚血性大腸炎は,腸管の一過性の血流低下と内圧の上昇による相対的な虚血状態により引き起こされる腸管の傷害であり,典型的な発症様式から診断は比較的容易である.本症は,従来,心・血管系の合併症を有する高齢者に好発すると考えられたが,近年,若年者にも発症することが報告されている.本症の診断には病歴から本症を疑い,早期の内視鏡検査を行うことが必要である.

参考文献

1) Boley SJ, et al:Reversible vascular occlusion of the colon. Surg Gynecol Obstet 116:53-60, 1963
2) Marston A, Pheils MT:Ischemic colitis. Gut 7:1-15, 1966
3) 大川清孝・他:虚血性大腸炎の臨床的検討―背景因子と内視鏡像を中心として.Gastroenterol Endosc 32:365-376, 1990

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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