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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 消化器疾患

肝細胞癌

著者: 池田公史1 奥坂拓志1

所属機関: 1国立がんセンター中央病院肝胆膵内科

ページ範囲:P.203 - P.205

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 肝細胞癌はC型またはB型慢性肝炎,肝硬変を合併した患者に高率に発生するため,癌の進行度だけでなく,肝機能も考慮したうえで治療法を選択することが重要である.また,根治的な治療を施しても再発率が高い癌であり,実際の臨床ではいくつかの治療法を組み合わせた集学的治療が行われている.再発や再燃を起こしやすく,治療を繰り返すことが多い疾患であることを患者に十分に説明し,肝細胞癌と立ち向かっていく姿勢が重要である.

参考文献

1) 日本肝癌研究会, 肝癌追跡調査委員会:第16回全国原発性肝癌追跡調査報告(2000-2001).肝臓 46:234-254, 2005
2) Bruix J, Sherman M:Practice Guidelines Committee, American Association for the Study of Liver Diseases:Management of hepatocellular carcinoma. Hepatology 42:1208-1236, 2005
3) 科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン作成に関する研究班:肝癌診療ガイドライン2005年度版,金原出版,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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