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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 消化器疾患

胆囊炎・胆管炎

著者: 大谷泰雄1 今泉俊秀2 幕内博康2

所属機関: 1東海大学医学部附属大磯病院外科 2東海大学医学部消化器外科

ページ範囲:P.209 - P.211

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 急性胆囊炎では,胆囊摘出術や胆囊ドレナージを考慮しながら,絶食にし,十分な輸液や鎮痛薬,抗菌薬の投与などの初期治療を行う.改善しない症例では,胆囊摘出術または胆囊ドレナージを行う.急性胆管炎では,放置すると急性閉塞性化膿性胆管炎から敗血症へと移行することがあり,迅速な診断を行い,胆道ドレナージまたは結石除去を積極的に行う.

参考文献

1) 急性胆道炎の診療ガイドライン作成出版委員会(編):科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆囊炎の診療ガイドライン 第1版,医学図書出版株式会社,2005
2) Bree RL:Further observations on the usefulness of the sonographic Murphy sign in the evaluation of suspected acute cholecystitis. J Clin Ultrasound 23:169-172, 1995
3) 大谷泰雄・他:ENBDを用いた緊急胆道ドレナージ.臨外 56:1051-1054, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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