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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 消化器疾患

急性膵炎

著者: 朴沢重成1 日比紀文1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.212 - P.215

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 重症急性膵炎は難治性疾患に指定されており,全身の臓器障害を伴う致死率がきわめて高い疾患である.エビデンスに基づいた急性膵炎の診療ガイドラインが本邦で作成されており,発症48時間以内の初期治療が救命には非常に重要である.発症初期に軽症でも後に重症化することもあり,病態の変化によっては,全身麻酔下の集中治療や外科治療が必要になる可能性があることも念頭に置くべきである.

参考文献

1) 難病情報センターホームページ:重症急性膵炎http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/048 i.htm
2) 急性膵炎の診療ガイドライン作成委員会(編):エビデンスに基づいた急性膵炎の診療ガイドライン,金原出版,2003
3) 厚生労働省難治性疾患克服研究事業「難治性膵疾患に関する調査研究班(主任研究者:大槻 眞)」(編):急性膵炎における初期診療のコンセンサス,アークメディア,2005
4) 小川道雄・他:急性膵炎の実態調査.厚生労働省特定疾患対策研究事業:重症急性膵炎の救命率を改善させるための研究班,平成12年度研究報告書,pp17-33,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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