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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 消化器疾患

慢性膵炎

著者: 丹藤雄介1 中村光男2

所属機関: 1弘前大学医学部第三内科 2弘前大学医学部保健学科

ページ範囲:P.217 - P.220

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 慢性膵炎は現在の医療で完全な回復が困難であり,良性疾患であるにもかかわらず,腹痛,低栄養,糖尿病など,患者のQOLを大きく損なう問題も生じる.長い経過をたどり,病期により治療方針が変わるため,患者に病態を理解してもらい,適切な療養生活を送ってもらうよう支援することが重要である.また,膵癌をはじめとする癌の合併が多いため,定期検査の必要性を理解してもらうことも必要である.

参考文献

1) 早川哲夫・他:慢性膵炎の治療指針の改訂について.厚生省特定疾患難治性膵疾患調査研究班,昭和62年度研究報告,pp23-27,1987
2) 北川元二・他:慢性膵炎の予後.膵臓 14:74-79, 1999
3) 日本膵臓学会:日本膵臓学会慢性膵炎臨床診断基準2001.膵臓 16:560-561, 2001
4) American Gastroenterological Association Medical Position Statement:Treatment of pain in chronic pancreatitis. Gastroenterology 115:763-764, 1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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