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特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 神経・筋疾患
片頭痛・緊張型頭痛
著者: 寺本純1
所属機関: 1寺本神経内科クリニック
ページ範囲:P.226 - P.228
文献購入ページに移動 片頭痛も緊張型頭痛も日常臨床の場で非常に多い頭痛である.片頭痛は疾患概念がはっきりしているのに対し,緊張型頭痛は不明確である.しかしいずれも長期にわたって出現する患者が多いので,単なる疼痛除去だけでなく,長期的予後を見据えて慢性疾患として対応する心構えが必要である.またいずれの頭痛も各種の環境などに外的要因が病状の強弱に影響することも多いので,投薬だけでなく,それらの点にも配慮した指導が必要である.
参考文献
1) Headache Classification Subcommittee of the International Headache Society:The international classification of headache disorders, 2nd ed. Cephalalgia 24(Suppl 1), 2004〔日本頭痛学会(新分類普及委員会)・厚生労働科学研究(慢性頭痛の診療ガイトラインに関する研究班)共訳:国際頭痛分類,第2版.日本頭痛学会誌 31:1-188, 2004〕
2) 寺本 純:臨床頭痛学.診断と治療社,2005
3) Headache Classification Committee of the International Headache Society:Classification and diagnostic criteria for headache disorders, cranial neuralgias and facial pain. Cephalalgia 8:(Suppl 7), 1988
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