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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 神経・筋疾患

脳内出血・くも膜下出血

著者: 飯原弘二1

所属機関: 1国立循環器病センター脳神経外科

ページ範囲:P.235 - P.238

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 近年,リスクファクターの管理により脳内出血による死亡率は急激に減少しているが,くも膜下出血は現在においても重篤な疾患であり,発生率も漸増している.脳内出血の外科治療の適応は,救命の目的以外には異論があるが,直径3cm以上の小脳出血は好適応である.くも膜下出血は,再破裂の防止が肝要であり,症例に応じて,クリッピング術,コイル塞栓術を選択する.

参考文献

1) Mendelow AD, et al:Early surgery versus initial conservative treatment in patients with spontaneous supratentorial intracerebral haematomas in the International Surgical Trial in Intracerebral Haemorrhage(STICH);A randomised trial. Lancet 365:387-397, 2005
2) Molyneux A:International Subarachnoid Aneurysm Trial(ISAT)of neurosurgical clipping versus endovascular coiling in 2,143 patients with ruptured intracranial aneurysms;A randomized trial. Lancet 360:1267-74, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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