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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 神経・筋疾患

Bell麻痺

著者: 山口啓二1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部神経内科

ページ範囲:P.256 - P.259

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 Bell麻痺は急性発症の末梢性顔面神経麻痺をきたす原因不明の疾患である.予後は一般に良好であるが,時に後遺症を残し,機能障害のみならず精神的苦痛をも与えうることから,回復率の向上や後遺症の軽減のために治療が必要となる.末梢性顔面神経麻痺の過半数は本症によるものであるが,鑑別疾患は多岐にわたり,それぞれ治療法や予後が異なることから,適切な診療プロセスを理解しておく必要がある.

参考文献

1) Klein CM:Disease of the seventh nerve, Dyck PJ, Thomas PK(eds):Peripheral Neuropathy, 4th ed, pp1219-1252, Elsevier Saunders, Philadelphia, 2005
2) 山口啓二,天野隆弘:顔面神経の機能.Clin Neurosci 23:996-998, 2005
3) 村上信五,本田伸光,渡邊暢浩:Bell麻痺,青柳 優(編):21世紀耳鼻咽喉科領域の臨床9-顔面神経障害,pp141-150,中山書店,2001
4) 羽藤直人・他:ベル麻痺に対するアシクロビル-プレドニゾロン併用内服療法.日耳鼻 103:133-138, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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