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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 呼吸器疾患

慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)

著者: 村田朗1 木田厚瑞1

所属機関: 1日本医科大学呼吸ケアクリニック

ページ範囲:P.284 - P.287

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 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,たばこ・大気汚染などが原因で気道に炎症を起こし,非可逆性の気流閉塞が進行性にみられる疾患である.従来は慢性気管支炎と肺気腫と呼ばれてきたもので,咳・痰・労作時の呼吸困難を訴える.治療で大切なことは,禁煙・気管支拡張薬・インフルエンザワクチン接種を基本として,栄養療法,下肢を中心にした運動療法を継続的に実施し,急性増悪を未然に防ぐ自己管理能力を身につけることである.

参考文献

1) Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease:National Heart, Lung, and Blood Institute, National Institute of Health, Publication Number 2701, April 2001 (Updated 2003)
2) Fukuchi Y, et al:COPD in Japan;The Nippon COPD Epidemiology Study. Respirology 9:458-565, 2004
3) 日本呼吸器学会:COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン,第2版,メディカルレビュー社,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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