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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか

呼吸器疾患

気管支拡張症

著者: 村田朗1 木田厚瑞1

所属機関: 1日本医科大学呼吸ケアクリニック

ページ範囲:P.288 - P.290

文献概要

 気管支拡張症は,気管支壁が炎症などで壊れて限局性あるいはびまん性に不可逆的に拡張した状態で,そこに痰が溜まって,慢性的に感染が起こりやすい状態になっている.副鼻腔炎を伴うことも多い.症状としては,咳嗽・喀痰のほかに血痰・喀血もよくみられる.多量の痰を上手に出し,気管支に起きている炎症を抑えることが治療のポイントである.この気管支拡張症は独立した疾患ではなく,さまざまな疾患に付随した病態である.

参考文献

1) 杉山幸比古:講義録/呼吸器学,pp182-183, メジカルビュー社,2005
2) Kudoh S:Applying lessons learned in the treatment of diffuse panbronchiolitis to other chronic inflammatory diseses. Am J Med:117(9A):12S-19S, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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