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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 呼吸器疾患

特発性間質性肺炎

著者: 稲瀬直彦1 吉澤靖之2

所属機関: 1東京医科歯科大学呼吸器内科 2東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科統合呼吸器病学

ページ範囲:P.291 - P.294

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 特発性間質性肺炎(IIPs)は原因不明の疾患であり,診断においては原因の明らかなびまん性肺疾患を除外することが重要である.IIPsには複数の疾患が含まれるが,最多とされる特発性肺線維症(IPF)は進行性・治療抵抗性で予後がきわめて不良である.一般になじみのない病名であるので,十分時間をかけて説明を行う必要がある.

参考文献

1) 日本呼吸器学会びまん性肺疾患診断・治療ガイドライン作成委員会:特発性間質性肺炎診断と治療の手引き.日呼吸会誌 43:179-207, 2005
2) American Thoracic Society/European Respiratory Society:ATS/ERS international multidisciplinary consensus classification of the idiopathic interstitial pneumonias. Am J Respir Crit Care Med 165:277-304, 2002
3) 栗山喬之・他,日本呼吸器学会呼吸器疾患治療用薬品の適正使用を目的としたガイドライン作成委員会:特発性間質性肺炎治療における医薬品の適正な使用ガイドライン.日呼吸会誌 43:705-723, 2005
4) 難病情報センターホームページ,特発性間質性肺炎:http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/076.htm

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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