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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 呼吸器疾患

膿胸(誤嚥性肺炎)

著者: 森永芳智1 栁原克紀1 河野茂2

所属機関: 1長崎大学医学部附属病院臨床検査部 2長崎大学医学部附属病院第2内科

ページ範囲:P.321 - P.323

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 膿胸は抗菌薬のみでは治療が困難であり,ドレナージや外科的処置を要する.発症の背景に糖尿病や悪性疾患などの基礎疾患が潜んでいることがあり,これらの検索および治療を同時に行わなければならない.誤嚥の関与も多く,食生活や口腔ケアなどを本人,家族とよく相談・検討して再発予防に努める必要がある.

参考文献

1) 小林 誠:胸膜炎,膿胸,Medical Practice編集委員会(編):実践 抗生物質・抗菌薬療法ガイド,pp265-269,文光堂,2003
2) 大泉耕太郎:化膿性胸膜炎,膿胸,島田 馨(編):内科学書,改訂第5版,pp1477-1479,中山書店,1999
3) 赤嶺晋治,綾部公懿:慢性膿胸に対する外科的治療.外科治療 81:61-67, 1999
4) Marik PE, Kaplan D:Aspiration pneumonia and dysphagia in the elderly. Chest 124:328-336, 2003
5) 板橋 繁, 佐々木英忠:高齢者肺炎―病因,病態.化学療法の領域 15:833-839, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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