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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 呼吸器疾患

気胸

著者: 蔵本伸生1 森本剛1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科医学教育推進センター

ページ範囲:P.324 - P.326

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 気胸は突然の胸痛や呼吸困難で発症し,場合によっては早急に処置を必要とする救急疾患の1つである.特に緊張性気胸や血気胸は非常に重篤な病態であり,直ちに緊急処置や手術が行われないと生命が脅かされることもある.医師は病状を丁寧に説明したうえで,場合によっては至急に処置が必要であることを説明する必要がある.また,しばしば再発を起こすことがあるために,治癒した後も胸痛などの自覚症状が再度出現した場合はすぐに医療機関を受診するように説明するべきである.

参考文献

1) Light RW:Pleural Diseases, 3rd ed. Williams & Wilkins, Baltimore, 1995
2) Kircher LT, Swartzel RL:Spontaneous pneumothorax and its treatment. JAMA 155:24-29, 1954
3) Morimoto T, et al:Optimal strategy for the first episode of primary spontaneous pneumothorax in young men;A decision analysis. J Gem Intern Med 17:193-202, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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