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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 血液・造血器疾患

多血症

著者: 生田克哉1 鳥本悦宏1 高後裕1

所属機関: 1旭川医科大学第三内科

ページ範囲:P.354 - P.356

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 多血症は,その原因により絶対的および相対的赤血球増加症に分類される.絶対的赤血球増加症のなかでも真性多血症は,造血幹細胞の腫瘍性増殖によるもので,本邦での頻度は低いが,血栓症のリスクや,骨髄線維症および急性白血病発症の可能性を常に念頭に置かなくてはならない.そのため,患者には診断時より十分な説明を行い,来院しなくなることのないように,瀉血や化学療法を施行しながら,長期経過を慎重にみる必要がある.

参考文献

1) Berlin NI:Diagnosis and classification of the polycythemias. Semin Hematol 12:339-351, 1975
2) Pearson TC:Evaluation of diagnostic criteria in polycythemia vera. Semin Hematol 38(1 Suppl 2):21-24, 2001
3) Fruchtman SM, et al:From efficacy to safety;A Polycythemia Vera Study group report on hydroxyurea in patients with polycythemia vera. Semin Hematol 34:17-23, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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