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特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 代謝・栄養障害
高尿酸血症と痛風
著者: 中島弘1
所属機関: 1大阪府立成人病センター臨床検査科
ページ範囲:P.392 - P.395
文献購入ページに移動 最近,メタボリックシンドロームの臨床マーカーとして改めて高尿酸血症が注目されている.ここでは高尿酸血症の一症状である痛風発作を間違いなく治療するためのマニュアルを示す.日常診療では生活習慣病型の高尿酸血症であるかどうかの鑑別が最も重要であり,尿路結石や腎障害は高尿酸血症の合併症であること,動脈硬化性疾患は内臓脂肪蓄積を伴う高尿酸血症患者で生じやすいことなどが基本的に重要な観点である.
参考文献
1) 中島 弘:高尿酸血症のコントロールとメタボリックシンドローム.日本医事新報 No.4202:1-5, 2004
2) 痛風・核酸代謝学会治療ガイドライン作成委員会(編):高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン,第1版,日本痛風・核酸代謝学会,2002
3) 中島 弘:高尿酸血症・痛風,泉 孝英(編):今日の診療のために「ガイドライン外来診療2006」,pp177-185,日経メディカル開発,2006
4) 中島 弘:NSAIDsの適正使用―痛風発作に関して.臨床と薬物治療 20:536-542, 2001
5) 中島 弘:メタボリックシンドロームで尿酸値が高い場合はどうすればよいですか.片山茂裕,宮崎 滋(編):肥満・メタボリックシンドローム診療ガイダンス,pp173-175,メジカルビュー社,2005
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