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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 内分泌疾患

甲状腺機能亢進症

著者: 西川光重1 豊田長興1 野村惠巳子1

所属機関: 1関西医科大学第2内科

ページ範囲:P.404 - P.408

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 甲状腺機能亢進症の代表であるBasedow病は,抗TSH受容体抗体を病因とする自己免疫疾患である.小児から中高年にかけての女性に多い.治療には抗甲状腺薬による内科的治療法,外科的甲状腺切除,放射性ヨード内用療法の3種類がある.甲状腺機能亢進症の初期は,抗甲状腺薬を投与して,強い運動や手術などは避けるように指導する.慢性期の治療としていずれを選ぶかは患者と十分相談して,患者が納得のいく治療法を選択するのがよい.

参考文献

1) 診療ガイドライン.甲状腺学会ホームページhttp://thyroid.umin.ac.jp
2) 日本甲状腺学会(編):バセドウ病薬物治療のガイドライン2006,南江堂,2006
3) Tietgens ST, Leinung M:Thyroid storm. Med Clin North Am 79:169, 1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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