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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか

リウマチおよび関連疾患

リウマチ性多発筋痛症

著者: 三森経世1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科臨床免疫学

ページ範囲:P.449 - P.451

文献概要

 リウマチ性多発筋痛症(PMR)は,高齢者にみられる軀幹近位筋のこわばりと痛みを主症状とする原因不明の疾患であり,高齢者のリウマチ性疾患として本疾患の存在を認識することが大切である.PMRに側頭動脈炎が合併することがあり,失明の危険が高いために,早期診断と早期治療が重要である.少量のステロイド薬投与によって劇的に症状が改善し予後のよい病気であるが,再燃することが多く,治療期間が長期に及ぶ可能性があることをよく理解してもらうことが大切である.

参考文献

1) Bird HA, et al:An evaluation of criteria for polymyalgia rheumatica. Ann Rheum Dis 38:434-439, 1979

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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