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特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 腎・尿路疾患
慢性腎不全
著者: 秋葉隆1
所属機関: 1東京女子医科大学腎臓病総合医療センター血液浄化療法科
ページ範囲:P.491 - P.495
文献購入ページに移動 慢性腎不全とは慢性に経過し不可逆的に進行する腎機能障害の総称である.血清クレアチニン濃度を指標にしてその進行を評価し,治療は食事療法,降圧療法が行われる.特にアンジオテンシン変換酵素阻害薬,アンジオテンシン受容体拮抗薬の効果が期待されているが不十分で,多くの症例が尿毒症に陥り透析療法を要する.長い療養期間をどう付き合っていくのか,十分な病態の説明と理解が重要である.
参考文献
1) 日本透析医学会統計調査委員会:図説 わが国の慢性腎不全の現況―2005年12月31日現在,日本透析医学会,2006
2) Hotta O, et al:Tonsillectomy and steroid pulse therapy significantly impact on clinical remission in patients with IgA nephropathy. Amer J Kidney Diseases 38:736-743, 2001
3) Strippoli GF, et al:Effects of angiotensin converting enzyme inhibitors and angiotensin II receptor antagonists on mortality and renal outcomes in diabetic nephropathy:systematic review. BMJ 329:828, 2004
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