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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 腎・尿路疾患

勃起障害

著者: 石井延久1 片岡和義1

所属機関: 1東邦大学医学部泌尿器科学講座

ページ範囲:P.510 - P.512

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 性的興奮は副交感神経が優位の状態で陰茎内の小動脈が拡張して起こる.そのため,リラックスした状態で勃起が起こることをまず患者に理解させる.そのため,心因性勃起障害(ED)の治療は心因となる要因を取り除くより,いかに性を楽しむかを指導することが大切になる.心因性EDは突然発症し,器質性EDは徐々に発症するので,問診による鑑別診断は容易である.特に早朝勃起やマスターベーションで勃起が確認できれば心因性EDと考えてよい.

参考文献

1) NIH Consensus Development Panel on Impotence. JAMA 270:83-90, 1993
2) 石井延久:勃起障害の分類をめぐる問題点―男性性機能不全.日本臨牀 60(増刊号6):103-106, 2002
3) 日本性機能学会用語委員会:国際勃起スコア(IIEF)と国際勃起スコア-5(IIEF-5).Impotence 13:35-38, 1998
4) 石井延久:バイアグラの副作用とその予防.ホルモンと臨床 47:77-85, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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