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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 感染症

Epstein-Barrウイルス感染症

著者: 脇口宏1

所属機関: 1高知大学医学部小児思春期医学

ページ範囲:P.517 - P.520

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 Epstein-Barr(EB)ウイルスは伝染性単核球症(IM)の原因である.IMは予後良好な疾患であるが,稀に慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV),血球貪食性リンパ組織球症(HLH)などの致死的感染症がみられる.さらにEBウイルスは種々の腫瘍性疾患に関連している.IMは原則的に治療が不要であるが,CAEBV,EBV-HLHでは免疫抑制薬,抗癌薬,造血幹細胞移植などの治療が必要である.

参考文献

1) Okano M, et al:Proposed guidelines for diagnosing chronic active Epstein-Barr virus infection. Am J Hematol 80:64-69, 2005
2) 河 敬世・他:慢性活動性EBウイルス感染症の治療法.血液フロンティア 15:39-48, 2005
3) 脇口 宏:慢性活動性EBウイルス感染症はEBウイルス関連リンパ腫/白血病か? 日児誌 107:2-9, 2003
4) 脇口 宏:EBウイルスに対する宿主免疫応答.炎症と免疫 11:271-278, 2003
5) 脇口 宏:EBウイルス抗体.小児内科 37(増刊号):600-602, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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