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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 感染症

A群レンサ球菌感染症

著者: 岩崎恵美子1

所属機関: 1仙台検疫所

ページ範囲:P.524 - P.526

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 A群レンサ球菌感染症は,A群レンサ球菌によって発症する咽頭扁桃炎,猩紅熱,皮膚化膿症,劇症型溶血性レンサ球菌感染症などを指す.多くは感染者の唾液の飛散や創傷への接触により感染する.学校や家庭での集団発生が多いため,保菌者のコントロールが大切になる.咽頭扁桃炎は突然の発熱,咽頭痛,全身倦怠感,頸部のリンパ腺腫脹を示し,時には皮疹や苺舌を示し猩紅熱となる.また,皮膚化膿症や二次的にリウマチ熱や急性糸球体腎炎を引き起こすこともある.

参考文献

1) 佐藤吉壮:A群連鎖球菌感染症.内科(増大号) 97:1190-1191, 2006
2) 武井修治:A群レンサ球菌咽頭炎.綜合臨牀52(増刊):173-179, 2003
3) 柳澤敦広:溶血性連鎖球菌感染症(猩紅熱),五十嵐隆(編):小児科疾患診療マニュアル,pp155-157,中外医学社,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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