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特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
精神疾患
文献概要
パニック障害は,「不安障害」と呼ばれる病気の1つで,プライマリ・ケアを受診することが多い疾患である.患者にきちんと病気を説明し,正確に理解してもらうことがまず重要であり,そのうえで,適切な薬物療法と心理療法により治療可能な病気である.しかし,不適切な対応をするとドクターショッピング,頻回救急受診などを繰り返したり,抑うつ状態の合併をきたしたりして慢性化することもある.
参考文献
1) 高橋三郎,大野 裕,染矢俊幸(訳):DSM-Ⅳ―精神疾患の診断・統計マニュアル,医学書院,1996
2) 吉田英二,貝谷久宣:パニック障害,大野 裕(編):チーム医療のための最新精神医学ハンドブック,pp98-103,弘文堂,2006
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