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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 皮膚疾患

蕁麻疹

著者: 秀道広1

所属機関: 1広島大学大学院医歯薬総合研究科皮膚科学

ページ範囲:P.587 - P.590

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 蕁麻疹とはしばしば痒みと紅斑を伴う一過性,限局性の皮膚の浮腫が病的に出没する疾患である.Ⅰ型アレルギーによる単発的な蕁麻疹の機序が広く知られているが,医療機関を訪れる蕁麻疹患者の多くは明らかな直接的誘因がなく,毎日症状が出現する特発性の蕁麻疹である.その場合は種々の悪化因子が関与することはあっても原因を明らかにすることはできない.蕁麻疹の治療の基本は原因・悪化因子の除去・回避と抗ヒスタミン薬の内服である.

参考文献

1) 秀 道広:蕁麻疹・血管性浮腫の治療ガイドライン.日皮会誌 115:703-715, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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