icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 皮膚疾患

水痘・帯状疱疹

著者: 木花光1

所属機関: 1済生会横浜市南部病院皮膚科

ページ範囲:P.591 - P.593

文献購入ページに移動
 水痘は幼時に罹患すると軽症ですむが,成人での罹患は重症になる.近年,成人水痘が増加している.水痘のウイルスは,水痘治癒後,宿主の神経節に何十年も潜伏する.高齢,過労,悪性腫瘍などで宿主の免疫力が低下すると,ウイルスは再活性化し帯状疱疹を発症する.帯状疱疹はなるべく早く抗ウイルス薬による治療を始めないと,重症化したり,皮疹治癒後も神経痛が何年も残ることがある.

参考文献

1) 木花 光:水痘再感染.臨皮 58(5増):44-47, 2004
2) 木花 光:帯状疱疹?単純疱疹?の症例,西岡 清(編):皮膚科のコツと落とし穴③疾患Ⅱ.pp64-65, 中山書店,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?