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文献概要
特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 皮膚疾患
水痘・帯状疱疹
著者: 木花光1
所属機関: 1済生会横浜市南部病院皮膚科
ページ範囲:P.591 - P.593
文献購入ページに移動 水痘は幼時に罹患すると軽症ですむが,成人での罹患は重症になる.近年,成人水痘が増加している.水痘のウイルスは,水痘治癒後,宿主の神経節に何十年も潜伏する.高齢,過労,悪性腫瘍などで宿主の免疫力が低下すると,ウイルスは再活性化し帯状疱疹を発症する.帯状疱疹はなるべく早く抗ウイルス薬による治療を始めないと,重症化したり,皮疹治癒後も神経痛が何年も残ることがある.
参考文献
1) 木花 光:水痘再感染.臨皮 58(5増):44-47, 2004
2) 木花 光:帯状疱疹?単純疱疹?の症例,西岡 清(編):皮膚科のコツと落とし穴③疾患Ⅱ.pp64-65, 中山書店,2006
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