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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 皮膚疾患

薬疹

著者: 塩原哲夫1

所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.597 - P.599

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 薬疹とは薬剤の全身投与により生じた皮疹の総称であり,臨床的に問題となるのは薬疹に感作された人にのみ生ずるアレルギー性薬疹である.薬疹はどのような臨床型も取りうるため,医師としてはどのような発疹をみた場合でも薬疹の可能性を必ず考えておく必要がある.患者自身が自分はどの薬剤にアレルギーがあるのかを正確に認識し,それを受診の際に提示できれば薬疹の発症はかなり防げるはずである.

参考文献

1) 塩原哲夫:変貌する薬疹の概念.塩原哲夫(編):皮膚科診療プラクティス19.薬疹を極める,pp2-9,文光堂,2006
2) Suzuki Y, et al:Human herpesvirus 6 infection as a risk factor for the development of severe drug-induced hypersensitivity syndrome. Arch Dermatol 134:1108-1112, 1998
3) 水谷 仁:リンパ球刺激試験(DLST).塩原哲夫(編):皮膚診療プラクティス19.薬疹を極める,pp120-124,文光堂, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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