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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 皮膚疾患

褥瘡

著者: 宮地良樹1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科皮膚科学講座

ページ範囲:P.609 - P.612

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 褥瘡は長期臥床や長時間手術時の持続性圧迫やずれによって起こる皮膚潰瘍であるが,体圧分散寝具などによる除圧,創傷治癒が起こるための栄養管理などリスク回避と予防が最も重要であることを説明する.褥瘡は高齢者慢性疾患患者だけでなく,急性期病院においても周手術期を中心に多発していることも周知させる1).局所管理はガイドラインに準拠して,創面評価に基づいた病期別の外用薬,ドレッシング材の使い分けを行う.褥瘡の場合,説明の相手が時に患者ではなく,家族になることもあることを認識すべきである.

参考文献

1) Miyachi Y:Recent trend in pressure ulcer treatment in Japan. JMAJ 49:62-69, 2006
2) 宮地良樹・他(編):褥瘡状態評価法DESIGNのつけ方,使い方,照林社,2003
3) 日本褥瘡学会(編):科学的根拠に基づく褥瘡局所治療ガイドライン,照林社,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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