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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻12号

2006年11月発行

文献概要

特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか 耳鼻咽喉疾患

めまい

著者: 西澤夏子1 高田俊彦1 生坂政臣1

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院総合診療部

ページ範囲:P.616 - P.618

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 外来で診るめまいの原因は多岐にわたり,その多くは良性疾患で予後は良好である.しかし,頻度は低いものの脳血管障害や聴神経腫瘍など見逃してはならない疾患も含まれ,注意を要する.めまいの診断が困難な理由の1つに,めまいの程度と原因疾患の危険度が相関しない点が挙げられ,危険なめまいを見逃さないためには詳細な問診と身体診察が重要である.患者にとってめまいはつらく不安な症状のため,適切な治療とともに丁寧な病状説明を行う必要がある.

参考文献

1) 金 信浩,生坂政臣:めまいのための基本診察.治療 87:673-676, 2005
2) Eagger S, et al:Psychiatric morbidity in patients with peripheral vestibular disorder;A clinical and neuro-otological study. J Neurol Neurosurg Psychiatry 55:383-387, 1992

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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