icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina43巻13号

2006年12月発行

文献概要

今月の主題 理解しよう! 下痢と便秘 下痢と便秘の病態生理

腸管の水分吸収のメカニズムと下痢の発生機序

著者: 谷口誠1

所属機関: 1三井記念病院消化器内科

ページ範囲:P.1974 - P.1976

文献購入ページに移動
ポイント

下痢は大腸の吸収能力以上の腸内容物が大腸に到達するために起こる.

腸管での細胞膜を介した水分移動は,電解質の移動に伴い受動的に起こる.

下痢の発生機序には,①腸管での吸収障害,②腸管の運動亢進,③浸透圧差による下痢,④小腸での能動的分泌による下痢,などがある.

参考文献

1) 花井洋行・他:水・電解質の吸収,分泌機構とその異常.日内会誌 85:1034-1041, 1996
2) 鈴木裕一:消化管の吸収,豊田順一(編):標準生理学,第5版,pp705-721,医学書院,2000
3) Montrose MH, et al:Electrolytes and absorption;Small intestine and colon, Yamada T (ed):Textbook of Gastroenterology, 3rd ed, pp320-355, Lippincott Williams and Wilkins, Philadelphia, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら