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今月の主題 理解しよう! 下痢と便秘 下痢の患者への診断的アプローチ
慢性下痢への診断的アプローチ
著者: 小林健二1
所属機関: 1東海大学医学部内科学系総合内科
ページ範囲:P.1989 - P.1993
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4週間以上持続する下痢を慢性下痢と定義する.
急性下痢の原因のほとんどが感染であるのに対して,慢性下痢の原因は多岐にわたり,感染によるものの頻度は少ない.
慢性下痢の診断的アプローチは,まず「水様性下痢」,「炎症性下痢」,「脂肪性下痢」のいずれに属するかを把握することから始まる.
4週間以上持続する下痢を慢性下痢と定義する.
急性下痢の原因のほとんどが感染であるのに対して,慢性下痢の原因は多岐にわたり,感染によるものの頻度は少ない.
慢性下痢の診断的アプローチは,まず「水様性下痢」,「炎症性下痢」,「脂肪性下痢」のいずれに属するかを把握することから始まる.
参考文献
1) Shiller LR:Chronic diarrhea. Gastroenterology 127:287-293, 2004
2) American Gastroenterological Association Medical Position Statement:Guidelines for the Evaluation and Management of Chronic Diarrhea. Gastroenterology 116:1461-1463, 1999
3) Nilsson KR, Piccini JP:The Osler Medical Handbook, 2nd ed, pp456-466, Saunders Elsevier, Philadelphia, 2006
4) Feldman M, Friedman LS, Sleisenger MH:Gastrointestinal and Liver Disease, pp138-145, Saunders, Philadelphia, 2002
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