文献詳細
今月の主題 理解しよう! 下痢と便秘
下痢の患者への診断的アプローチ
文献概要
ポイント
下痢患者に便検査を行うに際して,原因として疑われる疾患を念頭に置きながら,検査を選択することが大切である.
便培養では,抗生物質投与前に便を採取し早急に培養にかけることが重要である.
最近では,一部の病原体ではあるが迅速検査として,培養を行わずに,便中の毒素や抗原を短時間で直接検出できるものがある.
下痢患者に便検査を行うに際して,原因として疑われる疾患を念頭に置きながら,検査を選択することが大切である.
便培養では,抗生物質投与前に便を採取し早急に培養にかけることが重要である.
最近では,一部の病原体ではあるが迅速検査として,培養を行わずに,便中の毒素や抗原を短時間で直接検出できるものがある.
参考文献
1) 松本誉之,荒川哲男:便通異常,日本消化器病学会(監修)「消化器病診療」編集委員会(編):消化器病診療,pp12-15,医学書院,2004
2) 岡本 真・他:便潜血・糞便中ヒトヘモグロビン.日本臨牀 62(増刊号11):190-192,2004
3) 山地 裕・他:便潜血検査陽性癌と陰性癌の特徴.早期大腸癌 5:149-156,2001
4) 石黒 洋・他:便中脂肪の測定.日本臨牀 62(増刊号11):196-199,2004
掲載誌情報