icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina43巻13号

2006年12月発行

文献概要

今月の主題 理解しよう! 下痢と便秘 下痢の一般的治療

急性・慢性下痢の食事療法

著者: 木村琢磨1

所属機関: 1国立病院機構東埼玉病院総合診療科

ページ範囲:P.1998 - P.2000

文献購入ページに移動
ポイント

食事療法の目的は,急性下痢症では生理的状態の維持であり,特に水分,塩分,糖分を補給する.

さらに,慢性下痢症では,栄養状態の維持が求められ,蛋白質,脂質,ビタミン類などの栄養素もバランスよく補充する.

食事には,精神的な充足感や社会的機能も求められ,古くから養生されてきた下痢症では,患者の意向も重視して食事内容を決定する.

参考文献

1) Baron RB:食事療法,ローレンス・M・ティアニーJr・他(編):カレント・メディカル診断と治療,第43版,pp1274-1276,日経BP社,2004
2) 小林昭夫:下痢症と食事.小児科臨床 57:2555-2559, 2004
3) Guandalini S:Treatment of acute diarrhea;The new millennium. J Pediatr Gastroenterol Nutr 30:486-489, 2000
4) Christine AW:Approach to the adult, in the United States and other developed countries, with acute diarrhea. UpToDate 14.2
5) Jowett SL:Influence of dietary factors on the clinical course of ulcerative colitis;A prospective cohort study. Gut 53:1479-1484, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?