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文献概要
今月の主題 理解しよう! 下痢と便秘 便秘の特殊病態
妊娠中の便秘
著者: 永田智子1
所属機関: 1神奈川県立こども医療センター産科
ページ範囲:P.2042 - P.2043
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妊娠中によくみられるマイナートラブルの一つで,妊娠中のプロゲステロンの増加による腸管平滑筋の運動性低下・弛緩,また子宮の増大に伴う腸管の圧迫に起因すると考えられている.
妊娠中の便秘の治療を行う場合,薬物療法を始める前に適度な運動,繊維成分の多い食事,起床時の牛乳摂取などの水分補給などの生活指導から始める.
無効時には速やかに薬物療法を導入する.初めは塩類下剤から使用し,無効の場合には大腸刺激性下剤を使用する.
妊娠中によくみられるマイナートラブルの一つで,妊娠中のプロゲステロンの増加による腸管平滑筋の運動性低下・弛緩,また子宮の増大に伴う腸管の圧迫に起因すると考えられている.
妊娠中の便秘の治療を行う場合,薬物療法を始める前に適度な運動,繊維成分の多い食事,起床時の牛乳摂取などの水分補給などの生活指導から始める.
無効時には速やかに薬物療法を導入する.初めは塩類下剤から使用し,無効の場合には大腸刺激性下剤を使用する.
参考文献
1) 高橋 裕:女性の便秘と妊娠中の便.medicina 36:1518-1510, 1999
2) 北岡有喜:妊娠中の便秘の科学.ペリネイタルケア 19:988-992, 2000
3) 内藤博之:便秘と痔.周産期医学 32:22-26, 2002
4) 進 純郎:正常妊娠中によくみられるマイナートラブルの薬物療法.周産期医学 33:608-613, 2003
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